生体物質の立体構造研究(松尾, Mohamed)


松尾 光一 准教授
Mohamed Ibrahim 助教

今浦 稜太 (D1)
橋本 聡 (M2)
辻 怜河 (M2)
田中 索和花 (B4)
林 高輔(B4)
芳賀 達樹(B4)


研究グループメンバー (2022年3月8日)


19th International Conference on Chiroptical Spectroscopy (CD2023)
(17-21 Sep. 2023, JMS Aster Plaza, Hiroshima, Japan)



アミノ酸やDNA等の生体物質の多くは、キラリティと呼ばれる特殊な物性を有しています。円二色性(CD)分光は、この物性の違いに敏感なため、水溶液中のタンパク質、糖類、DNA等の構造や、温度・pHといった生体環境の変化に伴う構造変化を観測する手法として利用されています。真空紫外円二色性グループが使用するHiSOR BL-12実験ステーション(下図)は、近紫外から真空紫外領域(~140 nm)までの広範囲のCDスペクトルを測定できる国内唯一の放射光ビームラインです。CD分光という物理学的なアプローチから生体物質の構造研究を行い、構造生物学、糖質科学、放射線影響学、アストロバイオロジー(生命の起源)などの生命科学研究に取り組んでいます。ここでしかできない「物性科学と生命科学の融合研究」にぜひチャレンジしてください。
最新の研究成果に関しては、放射光科学研究センターのホームページや広島大学研究者総覧の各教員のページを参照してください。


真空紫外円二色性分光に関する解説
http://www.hsrc.hiroshima-u.ac.jp/research/result/3.html

主な研究成果
神経ネットワークの形成に必要な「糊」タンパク質の構造の初観測
http://www.hsrc.hiroshima-u.ac.jp/research/result/57.html

株式会社ミルボンと広島大学が、熱ダメージで毛髪タンパクが構造変化する過程の高精度観察に世界で初めて成功
http://www.hsrc.hiroshima-u.ac.jp/research/result/54.html

 メチル化によるヒストンタンパク質構造変化の初観測
 ―DNA損傷修復機構の解明とエピジェネティック創薬の進展に期待―
http://www.hsrc.hiroshima-u.ac.jp/research/result/42.html

論文リスト等

松尾
http://seeds.office.hiroshima-u.ac.jp/profile/ja.76158b13652f571b520e17560c007669.html

Mohamed
https://seeds.office.hiroshima-u.ac.jp/profile/ja.90e4a2b58e5e3ffd520e17560c007669.html


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